ボーダーライン〜キャバ嬢×ボーイ〜【完】
「えー!!俺も、美優ちゃん好きなんだけど!!」
「はぁ?」
「えぇ?おかしくない?いや、おかしいっしょ!?」
パニくった。
ユッキーがアタシを好きだと言ってくれるなんて、思わなかったから。
ただ、フッたりはしないだろうという確信は、さっきの話を聞いて持っていたけど。
「好きだよ。美優ちゃん。」
「あ、ありがと」
「2人で…過去をちゃんと忘れていこう。」
「ユッキー…」
「なっ!!」
「うんっ!!」
ユッキーの本質的な部分を知らないまま…
衝撃的な過去だけを知り
うちらは付き合った。
アサミには悪いけど…
がむしゃらに進むだけが恋愛ではないと思うんだ。