ボーダーライン〜キャバ嬢×ボーイ〜【完】
気付いたら、もう夕方。
「…うわぁ。」
早く起きても、特にすることなんかないくせに、ちょっと嫌悪感。
「もっしー。アサミ?」
「おは。」
「寝てたでしょ?」
「うん。完全に。」
「起きなきゃ遅刻するよ。アサミ化粧時間かかんだから。」
「分かったぁ〜。どうする?
美優、とりあえず家来る?」
「準備したら行く。」
アタシは化粧に時間はかけない。
と言うか、かからない。
決して薄い訳ではないけれど、念入りに化粧なんてする時間がもったいないと思ってしまう。
一応、これでもA型だ。