ボーダーライン〜キャバ嬢×ボーイ〜【完】
「アサミちゃんには、もう辞めてもらう。」


「えっ、何でよ…」


「君は、はっきり言って、うちの店にはいらないからだよ。」


店長の言葉は、とても残酷で、今までの優しさなんてみじんも感じられない。




「ここは職場だ。
君みたいに私情を持ち込んで、引っ掻き回す子はいらないよ。」


「は?何それ。ひどくない?」


「酷いことをしたのは誰?よく考えてみなよ。
これで美優ちゃんの売上が下がったら、それは君のせい。
店の売上が下がったら、それも君のせい。」


淡々と…店長はアサミを追い詰めていく。

アタシは最低だ。

それを見ていて、何も感じないのだから。




「しかもさ、君、俺の何なの?店長とキャストの関係以外に何もないでしょ。」



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