工場裏の宇宙ネコ
「あ~そうそう
 あの宇宙船の名前が必要なんだけどね
 何かいい名前はないかな?」

「名前ですか~
 うーん・・難しいなぁ」

「そう難しく考える必要はないさ
 何かよさそうなのを頼むよ」

「・・・<希望の魚>・・
 いや、おかしいですね」

ココロは耳をくりんと回して反応した。

『楽しそうな響きがするの』

「うむ、
 いいじゃないか、
 希望はわしらにも丁度当てはまる言葉だ!
 <希望の魚>
 このわしですらワクワクしてくるじゃないか」

博士達は今後魚型の宇宙船<希望の魚>号を本格的に仕上げるらしい。
宇宙へ行くと言う事は、想像よりもずっと大変な事なんだろうなと思った。
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