工場裏の宇宙ネコ
透明な瓶がグツグツと沸騰してる様に音を出し始め、水の色が青く変化して美しく輝いてる。

「瓶の水が青く光ってる」

「す、、凄い・・
 今この瓶の中あるエネルギーがどんだけか想像出来るかい?
 歯車市の全てのエネルギーに匹敵する程のエネルギーが、今この瓶の中に入ってるんだよ
 もちろんあの光る石なんて問題にすら・・」

ココロはたった10秒で、歯車市の全てのエネルギーに匹敵する程のエネルギーを集めてしまったみたいだ。
この部屋の空気にそんなにエネルギーがあったのか。

「う・・気のせいかな?
 ちょっと・・寒くない・・?」

ボクはこの部屋がひどく寒くなっている事に、体のふるえで気が付いた。

「あ、ゴメン
 忘れてた、窓を開けよう」

どうやら気のせいじゃなかった様だ、息も白くなっているし。
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