工場裏の宇宙ネコ
ネルビーが窓を開けると、外の暖かい風が勢い良く入ってきた。

「あ、ココロちゃんもういいよ」

『ねぇ
 仲良くなれたかな?』

「うん、とても仲良くなってたよ」

ネルビーはココロににっこりと微笑んだ。

「この板は加減する機能が必要っと
 エネルギーを無駄に引き寄せちゃったみたいだ」

ネルビーはこの原理を簡単に説明してくれた。
ココロは色々な物質に干渉する力を持っているらしい、
宇宙ネコは人の心だけでなく、生物以外であっても媒介するんだそうだ。
それは熱が伝わる様なものだと言った。

今の実験はココロの集めたエネルギーを、瓶の中に貯める実験だったらしい。
貯めたエネルギーは、宇宙船自身の動力などとしても使われるそうな。
宇宙船そのものが使うエネルギーは、ここまでのエネルギーは必要とはしないらしいけど、それでも光る石位でないと足りないらしい。
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