工場裏の宇宙ネコ
『宇宙って大変なの
 でも楽しみなの~!』

何故かココロの声がボクの頭の上で声がする。
驚いて見上げるとココロは天井に立っていた。

「ココロ…そこは天井だよ?」

『エヘヘ
 面白い?
 天井にいんりょくに来てもらったの』

「そうか!!」

ネルビーは両手で手のひらをパンと叩いていい音を出した。

「引力は作れるのかもしれない!
 そうだそうだ、なんで僕はこんな事がわからなかったんだろう」

ココロもボクも一人で納得しているネルビーをポカンと見ていた。

「ネルビー?
 何かわかったの?」

「んっと、さっきの持ち上げられる力の逆、
 つまり引っ張られれば引力を作れるんじゃないかってね」

ネルビーはボクの背中におぶさるとそう説明してくれた、
既に地面から引力をもらっているから、この例えはちょっと違う気がするけどまぁいいか。
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