工場裏の宇宙ネコ
どうやらこの箱はさっき博士が凄い音を出して作りはじめた、遠くまで声を飛ばせる機械らしい。

【ところでさ
 そこで何の実験してたの?
 わし、かなり興味深々なの~!】

『真似しないの!』

もちろんココロは即反応だ

【少しの間に随分と
 キミ達の雰囲気が変わってるからね】

そういえば──

いつの間にかボクはボクって言ってるし、ネルビーはココロを<ココロちゃん>と呼んでいる。
それに、ボクもネルビーも敬語で話してないし、ボクはネルビーと呼び捨てにしてるじゃないか。

博士は外部にいてその変化に気が付いたんだ、ボク達の間に何が起こったんだろう。
< 121 / 175 >

この作品をシェア

pagetop