工場裏の宇宙ネコ
2.宇宙ネコ
私は宇宙ネコに、クッキーの四角い空き缶を使って、玉転がしゲームを作ってあげた。
迷路に所々穴が空いていて、手で傾けて玉を落とさずにゴールまで転がしていく。
単純だけど意外と面白いゲームだ。
『コロコロ?
これくれるの?』
宇宙ネコは初めて見るらしく、
暇さえあればずっと玉を転がして遊んでいた。
『この丸きれい!
なんていう丸?』
丸とは迷路の玉の事だろう
「それかい?
ビー玉だよ」
『びーだま…
びーだまかぁ!』
宇宙ネコはビー玉を指でつまんで目に近付け、窓の外を見たり、部屋の物を見たりしていた。
「ビー玉面白いかい?」
『これ!
宇宙ネコの宝物にするの』
そう言って宇宙ネコはビー玉をつまんだまま、クッキーの空き缶の迷路をゴールまで這わせた。
「ちょっと出掛けてくるよ、
夕方までには戻るから」
『行ってらっしゃいませ』
宇宙ネコは手を振った。
迷路に所々穴が空いていて、手で傾けて玉を落とさずにゴールまで転がしていく。
単純だけど意外と面白いゲームだ。
『コロコロ?
これくれるの?』
宇宙ネコは初めて見るらしく、
暇さえあればずっと玉を転がして遊んでいた。
『この丸きれい!
なんていう丸?』
丸とは迷路の玉の事だろう
「それかい?
ビー玉だよ」
『びーだま…
びーだまかぁ!』
宇宙ネコはビー玉を指でつまんで目に近付け、窓の外を見たり、部屋の物を見たりしていた。
「ビー玉面白いかい?」
『これ!
宇宙ネコの宝物にするの』
そう言って宇宙ネコはビー玉をつまんだまま、クッキーの空き缶の迷路をゴールまで這わせた。
「ちょっと出掛けてくるよ、
夕方までには戻るから」
『行ってらっしゃいませ』
宇宙ネコは手を振った。