工場裏の宇宙ネコ
「あ~、そう言えばね…」

博士は何か思いだした様に言った

「ココロがこっちに来たときにはね
 わしは丁度立ち会ってはいなかったんだよ
 丁度夜中でわし寝てたから」

「あ、そうなんですか
 誰が立ち会ってたか分かります?」

「うーん、工場長はいたみたいだな
 後でちょっと聞いてみるか」

あの工場の工場長か、その時にココロとも会話しているかもしれないな。

「さて、そろそろ遅いし今日は帰って
 この続きは明日にしよう
 ココロも休ませなきゃいかんだろう?」

「あ、そうですね
 じゃぁ続きは明日にしましょう」

『やったー!』

「ココロは、まるで授業が終わった生徒みたいだなぁ~」

色々あったけどこんな締めくくりで場が和み、ボク達は旅館ねじに戻って行った。

食事の後、おかみさんに明日はグレサトの分も用意してくれる様に頼み部屋に戻った。

実はボクはちょっと気になる事があった。
< 150 / 175 >

この作品をシェア

pagetop