工場裏の宇宙ネコ
25.ひらめき
ボクはココロを愛している、ココロだってそれは同じだ。
今はその事実を信じて歩いてゆこう。
「それにしても
君達って本当に仲が良くて羨ましいなぁ」
「え?そ、そうかな?」
「最初はココロちゃんと君って
変な組み合わせだと思ってたけど
今は凄くいい組み合わせだと思うよ」
『そう思う?
やっぱり~?』
ココロはいつもの様に、口に両手を当てて喜んで長い耳をくりんと回した。
それを見て、ボクとネルビーは笑った。
確かに、宇宙ネコと人間の組み合わせっておかしいんだろうけど。
「にしても…
ココロちゃんが探してたものって、意外だったなぁ
僕も別の星の何かだとばかり思っていたよ」
『ふむふむ?
どう意外だったの?』
ボク達は博士の帰りを待ちながら、ネルビーが用意してくれた紅茶を飲みくつろいでいた。
「だってね~
話の流れからすると
普通この星のものとは思わないもん
君もビックリしてた位だしさ」
「うん、ボクもそう思ってたよ
それまで別の星で待ってた訳だしね
でも、いつ分かったんだい?」
そう、ボクも本当に意外だった。
『うーん…とね』
「ココロから依頼を受けた時かな?
それともその後?」
『あのね・・
わたしが捜し物をしてたのを思い出したのって
とっても最近なの』
ココロは少し困った様な顔をして、申し訳なさそうな声で言った。
「あ、ごめん、そうだよね
記憶がなかったんだからしょうがないよ」
『でもね
覚えてなかったけど
分かってたみたいなの
よく階段で弾いてたの見てたから』
「階段で?
なんだいそれ?」
階段で弾いてた?
ボクって階段なんかで弾いた事あったっけ?
今はその事実を信じて歩いてゆこう。
「それにしても
君達って本当に仲が良くて羨ましいなぁ」
「え?そ、そうかな?」
「最初はココロちゃんと君って
変な組み合わせだと思ってたけど
今は凄くいい組み合わせだと思うよ」
『そう思う?
やっぱり~?』
ココロはいつもの様に、口に両手を当てて喜んで長い耳をくりんと回した。
それを見て、ボクとネルビーは笑った。
確かに、宇宙ネコと人間の組み合わせっておかしいんだろうけど。
「にしても…
ココロちゃんが探してたものって、意外だったなぁ
僕も別の星の何かだとばかり思っていたよ」
『ふむふむ?
どう意外だったの?』
ボク達は博士の帰りを待ちながら、ネルビーが用意してくれた紅茶を飲みくつろいでいた。
「だってね~
話の流れからすると
普通この星のものとは思わないもん
君もビックリしてた位だしさ」
「うん、ボクもそう思ってたよ
それまで別の星で待ってた訳だしね
でも、いつ分かったんだい?」
そう、ボクも本当に意外だった。
『うーん…とね』
「ココロから依頼を受けた時かな?
それともその後?」
『あのね・・
わたしが捜し物をしてたのを思い出したのって
とっても最近なの』
ココロは少し困った様な顔をして、申し訳なさそうな声で言った。
「あ、ごめん、そうだよね
記憶がなかったんだからしょうがないよ」
『でもね
覚えてなかったけど
分かってたみたいなの
よく階段で弾いてたの見てたから』
「階段で?
なんだいそれ?」
階段で弾いてた?
ボクって階段なんかで弾いた事あったっけ?