工場裏の宇宙ネコ
そして目が覚め、
宇宙ネコは自分が泣いている事に気が付く


大勢の人に支えられていて、
大勢の人の犠牲によって今ここに生きている様な
そんな気がした。

『ごめんなさい
 宇宙ネコは思い出せないの
 思い出さなきゃいけない事なのに』

窓の外を見ると、空は少し明るくなって来ていた。

『きっと、
 じっとしてちゃいけないの
 大事な事・・思い出したいの』

宇宙ネコは、今日から自分もこの人と一緒に行こうと思いました。
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