工場裏の宇宙ネコ
朝食後、事務所の戸締まりをした。
横にはリュックサックを背負った妙にやる気満々なココロがいる。

『隊長!
 ココロ大佐は準備オッケーなの!であります!』

「ココロ大佐!?
 凄く階級高いけど私の階級はなんなんだい?」

『ハイ!
 軍曹なの!であります!』

「あぅぁ、私は軍曹なんだ
 軍曹より大佐の方が偉いんだよ?」

『オーッ!

 それじゃとっかえるの!
 ココロ軍曹は出発オッケーなの!
 大佐は?』

「もちろん準備オッケーさ
 さぁ駅に行こうか
 鬼軍曹殿」

『汽車に乗るの!
 宇宙ネコは楽しみなの~』

ココロとの会話はいつもこんな感じで、
私が話したい時によく話しかけて来た。
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