工場裏の宇宙ネコ
ココロは汽車に乗り込んで座席に座っても、
辺りを物珍しそうにキョロキョロしていた。

よっぽど珍しいのだろう、
きっと動いたらまた一騒ぎだろうな。

予想通りに汽車が通り動き出すと、
ココロもそこら中を走り回り私は爆笑した。

『いてもたってもいられないの!』

ココロが目にするものは全てがはじめてのものばかりだった。
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