工場裏の宇宙ネコ
暫くしてバスは大学に到着した。

帰りは道の反対側にあるバスのマークのある所から乗ればいいと教えてもらった。


大学の受付でアサン・ナファイル博士について聞いてみた。

「面会希望ですか?
 でしたら、この紙に・・」

やっぱり面会するのには手続きが必要らしい。
もちろんいきなり本人に会えるとは期待していない、
彼を知る関係者でも捕まればいいと思っていたのだが・・。

まさか本人が息を切らして走ってくるとは思わなかった。

アサン・ナファイル博士はココロを見ると大きな声で叫んだ

「おぉ~ッ!!
 やっぱりキミか~宇宙ネコォォ~~!
 久しぶりだナァ~!

 はふ~はふ~!」

ココロも

『あ!あぁッ!』

と、声を上げた

「え?
 博士とココロって知り合いだったの?」

「ん?ココロ?
 っと、、失礼・・アサン・ナファイルです
 はふ~はふ~はふ~・・」

博士は私の存在に気づいてくれた様だ、私はホッとして挨拶をした。
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