工場裏の宇宙ネコ
私はまず最初にココロに初めて合ったのはいつかを聞いた。

「そうだな~
 初めてココロの存在を知ったのはもうかれこれ・・10年にはなるんじゃないかねぇ?
 もちろん10年前の事はココロは知らないと思うがね

 だが実際に会ったのはココロが記憶を失った時だから6年前になる

 あの工場を知ってるだろう?
 あの工場は昔何だったか聞いているかな~?」

「えぇ、あの街の人間に聞きました
 何でも罪人の処刑所だったらしいですね」

「そう、処刑所だ!
 だが本当は処刑所などではないんだな~
 ふぅ~ぅ、今だから言えるって感じ~!」

『アハハハハハ!』

博士が目をバッテンにして、
おかしな言い方をしたのを見てココロは指をさして笑った。

「な、なるほど・・
 何か別のものを隠す為に処刑所という事にしてたんですね?」

「うん、そうなの!」

『まねしないの!』

ココロは即座に反応した。
< 45 / 175 >

この作品をシェア

pagetop