工場裏の宇宙ネコ
「ココロの記憶が何故ないのかは、
 今までのわしの話をよ~く復習してみるとわかるよ?
 うん」

本当にその通りだ、私は大体はもうわかっていたが
ココロもわかったのだろうか、さっきからずっと黙ったままだ。

「まだ少し聞きたい事があるんですが・・いいですか?」

「まぁいいよ、
 全ては答えられない事もある予感はしてるけど」

「1つ目は、
 ココロとあの工場の近くで接触した者は皆不思議な影響を受けていたこと

 2つ目は、
 光る石とは何か

 3つ目は、
 何故ココロはあの場所に居なければいけなかったのかと言う事」

「ふむぅ
 質問はそれで全部なのかね?
 1つ目のおかしな影響はココロの能力だけではなくてだね、
 残された残留思念と思われるエネルギーと反応したんだな。

 残留思念もエネルギーの1つでね、
 そのエネルギーの産物が2番目の光る石な訳。

 残留思念はエネルギーが強いから、
 ココロの能力と反応して人に入ってっちゃったんだろうね。」
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