工場裏の宇宙ネコ
「ボクはココロが好きだから、
 ココロを信じてあげなきゃいけないんだ
 そうなんだけど・・」

私は旅館ねじの部屋に戻った。

『おかえりなさいなの』

ココロは起きていた様だ。

「あ、ゴメン。起こしちゃったね」

ココロは私の前まで来ると、ぎゅっと抱きしめて言った。

『ごめんなさい
 心配させちゃったの』

その言葉に私の目から涙がこぼれ落ちた。
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