工場裏の宇宙ネコ
「ねぇココロ」

私はココロの頭をなでながら言った

『うん・・』

「昨日さ
 ボクは夢を見たんだ
 知らない街の夢を」

『知らない街の夢?』

「うんそう、
 そこにココロが居てね
 この歌を歌ってたんだよ」

『へぇ~
 どんな歌なのかなぁ?
 わたし歌ってみたいの』

ココロは耳をくりんと回して言った。
さっきまで涙を流していたのにもうすっかり明るい声になっている。

「歌詞は・・
 ゴメン覚えてないんだ
 なんとかメロディーだけは覚えてられたんだけどね」
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