工場裏の宇宙ネコ
上の部屋に上がった。

その部屋には小さな窓がいくつかあり、その前にいくつもの椅子が床に固定されていた。

「ここがこの船の操縦席です
 ココロさんはこの辺りの席がいいかな?
 ここに座ってみてください」

『うん』

ココロは中央にある椅子にちょこんと座った。

そのココロの席の周囲には板の様なものがある、
よく見ると床も天井も他の部分とは違う板が貼られてあった。

「その板は?」

「はい、これがココロさんの能力で得たエネルギーを拾う為のものです
 集められたエネルギーはこの船のエネルギーとして使われ
 魚のヒレの部分にも流れて行きます」

流れて行きますと淡々と言うネルビー助手に私は心配になった。
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