工場裏の宇宙ネコ
「わしが一番ショックだったのはアレだ
 わしの汽車と同じものがあっちの世界にもあってね
 それはちょびっとだけショックだったんだけど。

 それよりももっと小さい汽車には別の方法が使われていたんだな~
 何でも蒸気機関使おうなんて考えてたわしは凄く恥ずかしかった」

「あの星の技術は進んでいたんですね」

「それが、そうでもないんだよ
 進んでいる部分とそうでない部分があって
 この世界とはまるで違っていたんだ」

博士は紅茶を音を立ててすすって言った。

「そうなんですか、
 こちらの星で進んでいるものってなんでした?」

「それはだね
 文明的にも色々とはあるんだけど
 決定的な違いは生物の進化の仕方だろうね」

博士は謎のがらく・・発明品を手に持ってそれを私に向けて言った

「生物・・がですか?」
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