絶対的服従


無言で去って行く須崎さん。



なんなのあの態度!


あんな怖い顔しちゃって!

怖かったっつーの!



須崎さんの後ろ姿に、あっかんべーをしてみる。


それが今、私に出来る精一杯の仕返し。



とてもじゃないけど面と向かってするのは私の命に危機を感じてならない。



あんな人を一度でもカッコイイと思ったなんて……



増えた資料に向かってため息を漏らす。
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