ま・ん・ぱ
はね
ある日、出窓で2匹なかよく外をながめていると、突然まみさんが
「ワオゥワオゥ…」
と喉の奧のほうでなきだしました。
「なに?どうしたの?」
と、ぱぴくんはまみさんに聞いてみましたが、まみさんは外のどこかをじっと見つめたまま何も答えてくれません。ぱぴくんがまみさんの目線の先を見ると、そこには大きな真っ白い鳥がじっと立っていました。
「あれがほしいの」
「いっ!おっきいよ」
「マオ〜〜〜ン」
と目を真ん丸にして見つめるまみさんをちょっと尊敬してしまったぱぴくんでした。
「ぼくはその上で飛んでるチュンチュンいってる小さいのがほしい」
「ねえ、近くまでいってみにゃい?」
「いっ!ぼくはおうちにいるよ」
「あたし行ってくるよ」
パシッとぱぴくんの頭を軽くはたいてからピョンと出窓から飛び降り、ネコ専用出入口からコソコソっと出ていきました。
外を見ていたぱぴくんの視界にまみさんがとってもきれいな白で入ってきました。
「あ、白い鳥よりまみさんのほうが真っ白い」
ぱぴくんは真ん丸の大きな目を、もっと大きな目にして見つめました。
そろ〜りそろ〜り、サササッ…そろ〜りそろ〜り、サササッ…
「ん?あらあらネコちゃんね。まだまだ若い娘さんみたいね」
と大きな鳥はまみさんの気配に気付いていました。
そろ〜りそろ〜り、スルスル…
そろ〜りそろ〜り、スルスル…
「ふふふっ、あれでかくれたつもりなのね。かわいいネコちゃんね。じゃあ少し遊んであげましょう」
大きな真っ白い鳥は、まみさんがそこまで近づいてきたのを確かめて、いきなり!ワサッ!バサバサバサバサ!っと飛び立ちました。
「ぎゃっ!うにゃ〜!ファ〜ッ!」
ビックリしたまみさんは仰向けにゴロンとひっくりかえってしまいました。
「オホホホ、かわいいネコちゃん、もっとお勉強しないとなにもつかまえられないわよ」
と、まみさんの上をワッサワッサと飛び回りました。
「だってこんにゃに大きいにゃんて」
まみさんは少し離れたおうちの窓からみていたのでもっと小さいと思っていたんです。
「鳥のおばさんはあたしがこわくにゃいの?」
「オホホ…えっ?おばさん?ま、いいわ、こわいなんてとんでもない、かわいいネコちゃん」
「じゃあおりてきてよ」
「ワオゥワオゥ…」
と喉の奧のほうでなきだしました。
「なに?どうしたの?」
と、ぱぴくんはまみさんに聞いてみましたが、まみさんは外のどこかをじっと見つめたまま何も答えてくれません。ぱぴくんがまみさんの目線の先を見ると、そこには大きな真っ白い鳥がじっと立っていました。
「あれがほしいの」
「いっ!おっきいよ」
「マオ〜〜〜ン」
と目を真ん丸にして見つめるまみさんをちょっと尊敬してしまったぱぴくんでした。
「ぼくはその上で飛んでるチュンチュンいってる小さいのがほしい」
「ねえ、近くまでいってみにゃい?」
「いっ!ぼくはおうちにいるよ」
「あたし行ってくるよ」
パシッとぱぴくんの頭を軽くはたいてからピョンと出窓から飛び降り、ネコ専用出入口からコソコソっと出ていきました。
外を見ていたぱぴくんの視界にまみさんがとってもきれいな白で入ってきました。
「あ、白い鳥よりまみさんのほうが真っ白い」
ぱぴくんは真ん丸の大きな目を、もっと大きな目にして見つめました。
そろ〜りそろ〜り、サササッ…そろ〜りそろ〜り、サササッ…
「ん?あらあらネコちゃんね。まだまだ若い娘さんみたいね」
と大きな鳥はまみさんの気配に気付いていました。
そろ〜りそろ〜り、スルスル…
そろ〜りそろ〜り、スルスル…
「ふふふっ、あれでかくれたつもりなのね。かわいいネコちゃんね。じゃあ少し遊んであげましょう」
大きな真っ白い鳥は、まみさんがそこまで近づいてきたのを確かめて、いきなり!ワサッ!バサバサバサバサ!っと飛び立ちました。
「ぎゃっ!うにゃ〜!ファ〜ッ!」
ビックリしたまみさんは仰向けにゴロンとひっくりかえってしまいました。
「オホホホ、かわいいネコちゃん、もっとお勉強しないとなにもつかまえられないわよ」
と、まみさんの上をワッサワッサと飛び回りました。
「だってこんにゃに大きいにゃんて」
まみさんは少し離れたおうちの窓からみていたのでもっと小さいと思っていたんです。
「鳥のおばさんはあたしがこわくにゃいの?」
「オホホ…えっ?おばさん?ま、いいわ、こわいなんてとんでもない、かわいいネコちゃん」
「じゃあおりてきてよ」