TOKYO.HUNT.DOWN!!
そのまま相手に何も言わせずボコボコにするアギー。町行く人はその光景を見て見ぬふりで遠ざかる。
実際こうした現場に遭遇したら人間は止める事が出来るのだろうか。
暴力にはそれ以上の暴力を持ってしか制圧はできない。ならばシカトするしか無いのがこの世界の生きてく術だ。

完全に火がついたアギーは目についたウェンディーズの看板を持ち上げ振り下ろした。

『死ねや!!』

そこに間一髪のとこでモブが止めた。

『おいアギー!お前またやってんのかよ!』

『ようモブ!こいつが俺達の島で調子乗ってやがったからよ。』

『そいつはしょうがねーや!でもなアギー。今日は緊急事があるんだ。』

『なんだよ?』

『そいつはみんなと合流してからだ。行くぞ!』

『分かったよ。』

アギーは渋々看板を置いて店内に入って行った。
横たわっていた相手が震えながら起き上がり吐き捨てた。

『てめぇらただて済むと思うなよ…』

ドゴッ!!!

『その台詞ありきたり!』
何故か相手のセリフにダメ出ししながら思いきり腹を蹴った。

『ふぐっ…』

急いで店内に入った。
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