Snow★kiss〜理不尽な世界に愛をこめて〜


ピッピッ───




部屋に入ると、規則正しい機械の音。



雪奈が生きている証。



その音はただ、僕の絶望を掻き立てる。




苦しそうに顔を歪める雪奈。





『おい雪奈…しっかりしろよ!なぁ…雪奈』





「…ユ、ウ?」




『っ────』




「ずっと────









ずっと、愛してる」






『っ!…僕、も─────










一生、雪奈だけを愛してる────』






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