天使のいいなり
黙々と残された野菜を切っていたら、つぐみが話し出した。
「瑞己くんってさぁ…、面白い子だよね。」
へ?面白い??
私には、憎たらしいとしか思えないけど…。
それに、つぐみの口から瑞己の話題が出ると、ドキっとする。
つぐみってば勘がいいから、もしかして瑞己の正体がバレちゃったんじゃないかって思っちゃう。
「あの子、物凄く勘がいい子なのかな?頭が切れるっていうか、空気読むっていうか、人間観察鋭いっていうか。」
「瑞己が!?それはないと思うけど…。ココに来るトキだって、助手席乗るんだよ!普通だったら、後ろの席に乗ると思うけど。」
「それは、里緒の反応みて面白がったんじゃない?アンタってば分かりやすいから。遥香先輩のコト誘導したの覚えてる?それに、夏目センパイと里緒が一緒に作業できるようになったのだって、瑞己くんの一言が始まりじゃない?」
あのトキのコトを思い出してみる。
う…、確かにそうかもしれない。
いいタイミングで、遥香先輩のトコロへ行って。
瑞己の一言がきっかけだ。
「瑞己くんってさぁ…、面白い子だよね。」
へ?面白い??
私には、憎たらしいとしか思えないけど…。
それに、つぐみの口から瑞己の話題が出ると、ドキっとする。
つぐみってば勘がいいから、もしかして瑞己の正体がバレちゃったんじゃないかって思っちゃう。
「あの子、物凄く勘がいい子なのかな?頭が切れるっていうか、空気読むっていうか、人間観察鋭いっていうか。」
「瑞己が!?それはないと思うけど…。ココに来るトキだって、助手席乗るんだよ!普通だったら、後ろの席に乗ると思うけど。」
「それは、里緒の反応みて面白がったんじゃない?アンタってば分かりやすいから。遥香先輩のコト誘導したの覚えてる?それに、夏目センパイと里緒が一緒に作業できるようになったのだって、瑞己くんの一言が始まりじゃない?」
あのトキのコトを思い出してみる。
う…、確かにそうかもしれない。
いいタイミングで、遥香先輩のトコロへ行って。
瑞己の一言がきっかけだ。