天使のいいなり

●帰り道

無事(?)に、バーベキューも終了。


荷物を車に積み、大学へ戻る。
車の中には、夏目センパイとアッキー。そして瑞己と私。


「ここまで付き合わせちゃって悪いな。」

「平気ですよ。助手は最後までこき使って下さい。」


瑞己とアッキーは、バーベキューセットやバドミントンなど部室へ運んでいる。
「ちゃんと持て。」だの言い合ってはいるけど、なんだかんだいってこの2人いいコンビなんだよね。



「あのさ…。」


???
なんかセンパイ、そわそわしてる?
いつもと違って、落ち着きがないっていうか。
アッキーじゃあるまいし。なにか言いたそうな感じ。



「遼ー。これも部室に戻していいんだよなー?」


アッキーが遠くからセンパイを呼んでいるのに、センパイってば返事しない。




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