天使のいいなり
私の気のせい?


「えー、まさかぁ。だって光莉、今日のコト知らないし。里緒ちゃん先輩の見間違いじゃないですか?」

「そうそう。第一、槙村の成績だとここキツイし。来る理由ないっしょ。」

「んー、でも悠斗先輩も通ってるから、いてもおかしくはないかも…。」



そう言った途端、櫻井君が小声で注意するみたいに言った。

「バカ!お前言うなよ。」



あちゃー。
なんか私の一言から、空気悪くなっちゃった…。




「ゴメン、ゴメン。私の勘違いだよね、きっと。よしっ、みんなが合格するように、ココは先輩がジュースご馳走してあげる。買ってくるから、みんな待ってて。」



ジュースを買いに行くため、珠ちゃん達から離れた。


自分から話題出して、どうすんのよ。
みんなにまで気、使わせちゃったし。


光莉ちゃん…。



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