天使のいいなり
「なんで、光莉がココにいんの…?」


驚いてる珠ちゃん。
口には出さないけど、一緒にいた櫻井君たちも驚いた顔してる。



「言えばいいじゃん!!」

突然光莉ちゃんが大声をあげた。
みんなが息をのむ。



「あたしが2人に嘘ついて、悠斗のコト横取りしたって!!」



そこにいた誰もが動けず、ただ光莉ちゃんを見ていた。


嘘って…?
横取りって…?

みんなの話についていけない。


手の力が抜け、持っていたペットボトルが床に落ちてしまった。

大きな音が部屋に響く。


音に気づいたみんなが、私達のほうを見る。



「里緒ちゃん先輩…。悠斗先輩も…。今の話、聞いてたの?」



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