天使のいいなり
似たもの同士か…。


そう言われたら、なんか納得しちゃった。
そうかもしれないね。


悠斗先輩とは何か特別な関係なんだろうなぁ。

友情?
仲間?
大切な存在?


そんなありきたりな言葉じゃ表現できないね。

運命の赤い糸ではないけれど…。


恋人同士じゃないけど、切れるコトのない関係。



ダイヤモンドって硬いっていうから、ダイヤモンドの糸とか?
細いけど、しっかり繋がってるみたいな。




「光莉が大学に来た日さ…。偶然里緒に会って話した瞬間、高校生に戻った気がしたんだ。カフェからここまで来る間も…。」



あぁ、悠斗先輩も同じ風に感じてたんだね。

“恋人”にはなれないけど、ダイヤモンドの糸が私と悠斗先輩を結び付けてくれてるんだよね。



これからも、きっと…。



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