天使のいいなり

「今回のコトで、私ね、光莉ちゃんからいっぱい教えてもらった。光莉ちゃんには嫌な思いさせちゃったけど…。だからね、私絶対その人に告白する。光莉ちゃんから見て、少しでも私変われたら、一緒に恋バナしてくれる？」



光莉ちゃんの大きな目には、涙が今にもこぼれ落ちそうな位溜まってた。




「ゴメンなさい…。嫌いだなんて酷いコト言って、本当にゴメンなさい。あたし、里緒先輩みたいになりたかった。いっつも一生懸命で、みんなのコト考えて。悠斗が好きになるのも、当然…。」



光莉ちゃんは涙を拭いて、どびっきりの笑顔をみせてくれた。

そしてキッパリと、


「あたし、辛口だからガツンと言っちゃいますよ？」

「私には、それ位がちょうどいいよ。よろしくお願いします。」