天使のいいなり
「瑞己くん、いらっしゃい。遅かったわねぇ。道に迷わなかった?」
えぇ―――!?
お母さんってば、なに言ってるの!?
知り合いなワケないよね!?
「分かりにくかったんで、里緒ちゃんに連れて来てもらおうと思って大学に行ってみたんですけど、行き違いみたいになっちゃって。歩道橋のトコロで会えたんで、声かけたら里緒ちゃん驚いて走って行っちゃって。でも、たどり着けてよかったです。」
「本当にごめんなさいね。この子ったら、昔っからそそっかしいトコロがあるから。ほら里緒、瑞己くんに謝りなさい。」
「へ…?な…なに…?」
「いいんですよ、おばさん。ちゃんと説明もしないで話しかけた俺が悪いんですよ。ゴメンね、里緒ちゃん。」
「さ、玄関で立ち話もなんだから。瑞己くんも疲れたコトだろうし、家に入ってお茶にしましょ。」
えぇ―――!?
お母さんってば、なに言ってるの!?
知り合いなワケないよね!?
「分かりにくかったんで、里緒ちゃんに連れて来てもらおうと思って大学に行ってみたんですけど、行き違いみたいになっちゃって。歩道橋のトコロで会えたんで、声かけたら里緒ちゃん驚いて走って行っちゃって。でも、たどり着けてよかったです。」
「本当にごめんなさいね。この子ったら、昔っからそそっかしいトコロがあるから。ほら里緒、瑞己くんに謝りなさい。」
「へ…?な…なに…?」
「いいんですよ、おばさん。ちゃんと説明もしないで話しかけた俺が悪いんですよ。ゴメンね、里緒ちゃん。」
「さ、玄関で立ち話もなんだから。瑞己くんも疲れたコトだろうし、家に入ってお茶にしましょ。」