天使のいいなり
●アッキーの企み
「小松様、お部屋は2室のご予約ですが、お荷物はどのようになさいますか?」
仲居さんが私達を見る。
仲居さんにつられて、私もみんなを見まわした。
「紗英ちゃん、2室って?」
「久々に会えるからさ、父さんと母さんを2人っきりにしてあげようと思ってね。で、あたし達子ども組とは別ってコトで2室予約したのよ。んー、じゃあ…あたしと里緒が一緒の部屋でいいよね。」
「かしこまりました。ではみなさん、お部屋へご案内致しますのでこちらへ。」
仲居さんの案内に私達はついて行く。
廊下の角を曲がろうとしたトキ、誰かに腕をつかまれた。
ドキン。心臓が飛び跳ねる。
一体何事?
突然のコトに驚く私は、声も出ない。
恐る恐るつかまれた腕を見ると、そこにいたのはアッキーで。
「もう、アッキーってばビックリさせないでよ。送れちゃうから、早く行こ?」
「あのさ…、部屋のコトなんだけどさ…。」
仲居さんが私達を見る。
仲居さんにつられて、私もみんなを見まわした。
「紗英ちゃん、2室って?」
「久々に会えるからさ、父さんと母さんを2人っきりにしてあげようと思ってね。で、あたし達子ども組とは別ってコトで2室予約したのよ。んー、じゃあ…あたしと里緒が一緒の部屋でいいよね。」
「かしこまりました。ではみなさん、お部屋へご案内致しますのでこちらへ。」
仲居さんの案内に私達はついて行く。
廊下の角を曲がろうとしたトキ、誰かに腕をつかまれた。
ドキン。心臓が飛び跳ねる。
一体何事?
突然のコトに驚く私は、声も出ない。
恐る恐るつかまれた腕を見ると、そこにいたのはアッキーで。
「もう、アッキーってばビックリさせないでよ。送れちゃうから、早く行こ?」
「あのさ…、部屋のコトなんだけどさ…。」