天使のいいなり
そんなアッキーの、とどめの一言。



「遼、女の子には優しいからさ。嫌がるコト無理矢理しないとは思うケド、コレ念のために持っといたほうがいいから。」


まったく、アッキーってばこの状況でなに分かんないコト言い出すのよ…。

そう言いながら、私の手に小さなカサカサしたものを押し込めてきた。


「ちょっと、何コレ…。」




小っちゃなハートがたくさん書いてあるカワイイデザイン。

ストロベリーの香り?
なんかうっすら丸い輪郭のモノが見えるけど…。



あ――――――――!!



「アッキー、コレ!!ってゆーか、なんでこんなの持ってきてるのよ!?」

「足りなくなったら言って。まだあるから。ピーチにする?」

「バカ!!」




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