天使のいいなり
夏目センパイに同意を求める。

ってコトは、夏目センパイも私のコト男らしいって思ってる…?
うぅ…。



「あぁ、アレか。学食の窓際の席で、里緒ちゃん1人でメシ食っててさ、食べ終わるとウトウトし始めたんだよな。目ぇ離して、もう1回見るとテーブルに突っ伏して動かなくなってんだもん。」

「そうそう。しばらくすると原田ちゃんが来て、今みたいに揺さぶり起こされてたっけ。いやー、面白いもん見せてもらった。」



確かにあったよ、それ。

お腹がいっぱいになって、ポカポカ陽気。
最高の組み合わせじゃん。

そりゃ、眠くなるってもんでしょ。




それにしても、そんなトコ見られてたなんて…。

アッキーはいいとして、夏目センパイも見てたのかぁ。
くぅ~。


私って、大学の芝生でも寝るしなぁ…。
乙女のやる行動じゃないよね。



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