天使のいいなり
「瑞己ー。夜、なに食べたい?」

「んー?なんでもいいよ。」



なんでもいいよって…。
それが1番困るんですけど。

あ、そうだ★

私の頭の中に、あるモノが浮かんだ。




「単純。」

「なんか言った?」


瑞己の前に夕ゴハンを置いた途端、この言葉。

テーブルにはナポリタンが2人分。


だって…、夏目センパイと同じもの食べたかったんだもん。

夏目センパイに写メ送っちゃう?
“私もナポリタン食べました♪”みたいな。
これで男らしさ返上!!なんて。



そんな私に、瑞己がさらっと一言。

「早く食べたら?冷めるよ?」



もう~、私の妄想時間返せ!!





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