天使のいいなり
<2>
●嘘でしょ?
「で、どう?俺の話、納得してもらえた?」
「納得なんて…、出来るワケないでしょ!!!」
はー、はー。
興奮して、思わず大声になってしまった。
「物分かりが悪いなぁ、母さんってば。そんなに大声出したら、ばーちゃんに聞こえるよ。バレたら大変じゃん。」
勝手に私のベッドに座り、置いてあったファッション雑誌を見ながら、変態男は言った。
夕ゴハンが終わった後、コイツがみんなの前で
「久々に会ったから、里緒ちゃんと話がしたいな。」
なんて言うもんだから、お母さんなんか嬉しそうに、
「いいわねぇ。片付けはいいから、部屋に行ったら?後でお茶持って行くわね。」
…自分の家なのに、拉致られた。
「納得なんて…、出来るワケないでしょ!!!」
はー、はー。
興奮して、思わず大声になってしまった。
「物分かりが悪いなぁ、母さんってば。そんなに大声出したら、ばーちゃんに聞こえるよ。バレたら大変じゃん。」
勝手に私のベッドに座り、置いてあったファッション雑誌を見ながら、変態男は言った。
夕ゴハンが終わった後、コイツがみんなの前で
「久々に会ったから、里緒ちゃんと話がしたいな。」
なんて言うもんだから、お母さんなんか嬉しそうに、
「いいわねぇ。片付けはいいから、部屋に行ったら?後でお茶持って行くわね。」
…自分の家なのに、拉致られた。