天使のいいなり
その後は、危ないコトもなく朝食の時間は過ぎていった。


これ以上、お母さんと瑞己を一緒にいさせたくなかったから、

「後片付けは私がするから、お母さんは他のコトしてていいよ。」
って言った。




ダイニングには、私と瑞己の2人っきり。


「一体、なに考えてるの?」

「そんなに恐い顏すんなよ。それに、目の届くトコロにいたほうが、里緒も安心するだろ?」


「そりゃそうだけど・・・、だったら前もって言ってよ。そう簡単に上手く話合わせらんないよ。」


「だって、里緒の慌ててる顏面白いからさぁ。ついねぇ〜。まぁ、今度から気をつけるよう努力するよ。」


なんなのよー!!

人をからかって。
悔しーい!!!!!


コイツ、意地悪ってゆーか、性格悪くない?

本っ当に、誰に似たんだか。



絶対に・・・私じゃないもんね!!!









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