天使のいいなり
コンコン。

瀬川先生の部屋の扉をノックする。


「はーい。どうぞ。」


中から声がしたコトを確かめ、私は扉を開けた。


「おはようございまーす。遅くなってスミマセン。」


「休みなのに、ゴメンな。早速だけど、この資料まとめてもらえるかな。」


瀬川先生から大量の資料を渡される。


うわっ、重い。
気合い入れないと。


瀬川先生の授業は人気がある。巧みな話術で学生を惹き付ける。


内容が分かりやすく、面白くって、先生の世界に引き込まれる。


他の先生の授業時間は長く感じて退屈なのに、あっという間に時間が過ぎる。
それだけ魅力的ってコト。




< 46 / 291 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop