天使のいいなり
それからは、毎日が新鮮だった。



彼女と一緒に過ごす時間が幸せだった。


初めて2人っきりで帰った駅までの距離が、とても長く感じた。
隣を歩く彼女。
2人の手が触れたのに、緊張して少し離れてしまったっけ。

勇気を出して、彼女の手に触れた。
僕の気持ちに答えてくれるかのように、握り返してくれた彼女。
嬉しくて、顏がニヤけてしまった。



放課後、夕日が差し込みオレンジ色に染まった教室。
初めて彼女の唇に触れた。
彼女の照れた顏がカワイくて、そのまま抱きしめた。




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