天使のいいなり
<4>
●待ち合わせ
『…地域の、今日の天気は晴れです。降水確率は、午前・午後ともに0%。紫外線対策をしっかりしてから出かけましょう。』
お天気キャスターの桃ちゃんが、とびっきりの笑顔で喋っている。
はぁぁぁ………。
ため息混じりにTVを消す。
ブルーな気分に、桃ちゃんの笑顔はキツイよ。
ついに来ちゃったよ、この日が…。
コンコン。
返事をする前に、ドアが開く。
「ねぇ、里緒。どっちのシャツがいいと思う?」
「…右。」
「ふーん。…だよな。」
それだけ言って、瑞己は部屋を出て行った。
まったく、なんて一方的な男なの?
人の気も知らないで。
誰のせいで、ブルーな気分なのか分かってる?
メールの着信音が鳴った。
あの人からのメール。
ドキドキしながら、メールを見る。
【おはよう。晴れてよかったね。9時に駅で待ってるから。】
大好きな人からのメールなのに、ため息が出る。
神様、お願いです。
今日1日、無事に過ごせますように!!
お天気キャスターの桃ちゃんが、とびっきりの笑顔で喋っている。
はぁぁぁ………。
ため息混じりにTVを消す。
ブルーな気分に、桃ちゃんの笑顔はキツイよ。
ついに来ちゃったよ、この日が…。
コンコン。
返事をする前に、ドアが開く。
「ねぇ、里緒。どっちのシャツがいいと思う?」
「…右。」
「ふーん。…だよな。」
それだけ言って、瑞己は部屋を出て行った。
まったく、なんて一方的な男なの?
人の気も知らないで。
誰のせいで、ブルーな気分なのか分かってる?
メールの着信音が鳴った。
あの人からのメール。
ドキドキしながら、メールを見る。
【おはよう。晴れてよかったね。9時に駅で待ってるから。】
大好きな人からのメールなのに、ため息が出る。
神様、お願いです。
今日1日、無事に過ごせますように!!