天使のいいなり
「お礼に、俺今日は目一杯働くから。」


ピースサインしながら言う瑞己。

そうね。
センパイのために、目一杯働きなさい!!
そして、私には絶対に迷惑かけないでよ。


「期待してるよ。高校生の美少年連れてくって言ったら、女の子喜んでたから頑張ってもらわないとな。じゃあ、そろそろ行こっか。」


そう言うと、センパイは運転席に行った。


私の心臓がちょっと速くなる。


だって…。

レンタカーだけど、もしかして助手席に乗れちゃう?
理由はどうであれ、これってセンパイと初ドライブ!?


なんて、甘い妄想を抱いていたら…。
当然(!?)瑞己がぶち壊してくれた。




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