天使のいいなり
そういえば、瑞己いたんだっけ。
つぐみと喋ってて、すっかり忘れてた。

早く手伝わないと。
一人にして、勝手なコトされたら困るから、しっかり見張ってないとね。


「じゃあ瑞己、行こっか?」

瑞己の方に視線をうつすと、今度は瑞己がつぐみをじっと見つめてる。
なに…?
嫌な予感がするのは私だけ…?



「もしかして…、つぐおばちゃん!?若っけ~。」

やっぱり!!
思ってるそばからやられたー!!


「え?今なんて言ったの…?」

「なんにも言ってないよ!暑いから幻聴でも聞こえたんじゃない?きっとグアムの疲れが残ってるんだよ。さっ!!瑞己、仕事するよ!!」


早口で言い、瑞己の腕を掴んで強引につぐみから離した。

ちょっと無理があったかな?
今の誤魔化しかた…。




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