天使のいいなり
「ちょっと休憩しに行くか。」


そんな提案から、キャンプ場のすぐ脇を流れる河原に向かった。
他の人たちは走って行って、石飛ばしなんかして遊んでいる。



「ちょっと石多いけど、里緒ちゃんスニーカーだから一緒に行ってみる?」

「は、はい!!」


センパイに誘われただけでも嬉しいのに、“一緒に”って言ってくれた。
これは夢?



「危ないから、足元気をつけて。」


そう言うと、私の手をとってくれた。
軍手越しだけど、私今センパイと手つないでいる!!
大声で嬉しいって叫びたいかも!!




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