唇を青く染めて呪いの謳を謳いながら【長編集】



「……?」


前に行った骨董品屋の場所に行ったが
辺りに骨董品屋は無かった。

「どうして!」

私はその場で思わず叫んだ。
深夜なので、人は居らず
私の声は暗闇に響いていった。


すると、耳元からまた声が聞こえてきた。


「コットウヒンヤナンテナイ。
コロシテヤル」


次の瞬間

腹部に鋭い何かが刺さった。
腹部をよく見てみると
刺さっていたのは大きな釘だった。




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