唇を青く染めて呪いの謳を謳いながら【長編集】
そして次の日。
学校の授業が終わり
走ってマンションの自分の号室へ戻る――前に
201号室へと足を走らせた。
そして
インターホンのボタンを
押すが
やはり出てくる気配等無かった。
やっぱり
奈落 霊子は
幽霊なのでは――……?
私は同じマンションに住んでいる
子供達にやっぱり幽霊だよ
と言いに201号室を後にしようとした時
インターホンから声が漏れた。