唇を青く染めて呪いの謳を謳いながら【長編集】




「あははっ!
今のけっさく!
あの丸岡の顔!
面白いったらありゃしないわ!」



私達はお腹が痛くなるまで
笑いつづけた。









そんなある日

私の女子のグループの女の子が
次々に行方不明になっていった。



「椎名ちゃんっ、残ったの
私たちだけだね……」


私の視界には
びくびくと怯えた
山本という女子の姿があった。




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