唇を青く染めて呪いの謳を謳いながら【長編集】


すると


真っ暗だった部屋に明かりが付く。

少しその光は眩しく
私は瞼を上げ下ろししていた。


そして私の視界に
カウンターが現れる。


店の中は狭かった。


周りには色々な物が積み上げられている。

壺やら、巻物やら……


カウンターに居る男が
私に話し掛けた。



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