唇を青く染めて呪いの謳を謳いながら【長編集】



私は少し気持ちがすっきりし
行こうとした時。


強い力で引っ張られる



「は……?」


と足場が無かった。
マンホールには蓋が無かった。
私は
マンホールの下に落ちていく。


悲鳴をあげながら。



すると丸岡は満面の笑みを零し



「11」

と呟きながら
マンホールの蓋を閉めた。










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