唇を青く染めて呪いの謳を謳いながら【長編集】
マンホールの下には私の見慣れている
奴らがいっぱい居た
私の友達が大勢居た
皆、息絶えていた。
そして私の意識も朦朧としてきた。
やはりあの高さから転落したから
生きていられる筈が無い……
丸岡は
自分を苛めていた奴を
全員マンホールの下に落とし
殺していたのか。
そしてあの「10」とか
なんか数字を呟いてたのは
あれは、マンホールの下に
人を落とした回数……